ミュージックカンタベリー

イギリスより、ミュージックカンタベリーが入荷致しました。

推定1880年頃 ウォルナット材
Canterbury(カンタベリー)とは、楽譜や書類等を入れるための楽譜棚のこと。
カンターベリーの始まりは、ダイニングテーブルの脇に置いて、お皿やカトラリー等をストックしておくための台として使われていましたが、教会で楽譜を入れるのにカンタベリー大聖堂の司教が注文をしたことで、カンタベリーと呼ばれるようになったそうです。
こちらは仕切りがないので、当初のお皿やカトラリーをストックしておくために使われていたものかと思われます。

ヴィクトリア時代、上流階級の家では客間にはピアノがあったので、楽譜を入れるミュージックキャビネットやカンターベリーは、お客様に見せるための家具でもありました。その為、装飾や木材も上質なもので作られていました。

デザイン性があり、木目の美しさもお楽しみいただけます。
脚にはキャスターが付いておりますので、女性1人でも簡単に移動、持ち運びしていただけます。

こちらは、装飾の一部が取れています。
また、引き出し下段の取っ手が入荷時より片方取れてしまっています。撮影はお修理前となりますので、見た目は直りますが、取れやすくなっております事、予めご了承ください。また引き出し下段の棚板の一部に割れがございますが、ご使用上問題なくお使いいただけます。（ご希望ございましたら、新しい木板で差し替えさせていただきます）